お菓子作りを失敗する人の特徴6選と改善ポイント!

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こんにちは。毎日お菓子作りをしているyukaです。

イベントの時や趣味として、幅広い年代に楽しまれているお菓子作り。

しかし、中には『お菓子作りが苦手でうまく作れたためしがない!』という方も多いのでないでしょうか。

ひつじの<br>みさ
ひつじの
みさ

お菓子作りってなんか難しいんだよね…失敗したり思ったものができないことが多いんだもん。

『よーし、今日はお菓子を作るぞ!』と気合いを入れ、材料をスーパーに調達。そしてお菓子を張り切って作る…だけど、気合いを入れて作ったお菓子が失敗してしまったら…とっても悲しいですよね。
もしくは、レシピ通りに作っているのに全く同じにならなかったり。これではお菓子作りがますます苦手になりそうです。

お菓子作りは、本来楽しむもの。作る工程もそうですが、何より自分で作った手作りのスイーツは市販の商品と違って味わい深く感じるのに楽しめずに諦めるなんてもったいない!!

お菓子作りが苦手だと感じるみなさんに、毎日お菓子作りをしている私から大切なポイントをお伝えします!!

どうして失敗するのか。初心者さんに多い特徴とは?

レシピ通りに作っていない

「レシピ通りに作っているのに!」という方が大半だと思いますが、以下のような細かいポイントまで解説していくのでぜひチェックしてみてください。

g・mL・大さじ・小さじの単位まで注目しよう

5月に作ったドーナッツ。
プラントベース・グルテンフリー

まず一つ目に考えられる特徴は、『レシピ通りに作っていない』ということ。

ひつじの<br>みさ
ひつじの
みさ

そんなことないよ!ちゃんとレシピを見て、それ通りに作ったもん!

その気持ちはとってもわかるのですが、gやmL、大さじ、小さじの違いまで意識できているか今一度確認してみましょう

まず前提として、gとmlは同じだと思いそうですが、食品によって異なることを覚えておきましょう。

【gとmLの関係】
水の場合|g=ml(10g=10mL)
他食品の場合|g≠mL(10g≠10mL)

(中には水と同じようにg=mLとなる食品も存在します!)

そして、さじを使用せずお菓子作りをする場合に限り大さじと小さじについても注意点があります。

一般的に『大さじ1=15mL=15g』と認識されていますがそれは水の場合。

つまり、例えば『アガベシロップ大1』とレシピに記載されていたら、アガベシロップ15gではありません。使用するアガベシロップによりますが約17gになります。

これは水と比較して使用する食品の比重が異なるため生じます。

【大さじ・小さじとgの関係】
水の場合|大さじ1=15mL=15g
他食品の場合|大さじ1≠15mL≠15g

ご自身が使用する食品がいつも同じでない場合は、さじを使用した方がレシピ通りに作ることができるのでご家庭に一つは匙のセットがあると安心だと思います。

私が使っているのは以下商品。大さじ小さじのみならず、小さじ1/2など幅広く網羅しているので少ない量を計るのに重宝しています。

ひつじの<br>みさ
ひつじの
みさ

でもそんな数gの違いなら気にしなくてもいいんじゃない〜??

はい、その小さな油断が大きな失敗につながりますよ!!

はじめは面倒だと感じるかもしれませんが、その小さな手間で美味しいスイーツにつながります。

スイーツ作りは各食材の絶妙なバランスで食感や膨らみ方など大きく変わるので、しっかり『量る』ことを習慣づけていきましょう。

手元にない食品を代わりになる食材で作っている

お菓子作りでは普段聞きなれない食品を扱うものも多いですよね。また、レシピに合わせてその都度違う商品を買い揃えるのも手間。

お菓子作りでしか使用しないような食品は余りがちなので、できれば今手元にある食品で補いたいもの。

『コーンスターチの代わりに、今家にある片栗粉で作れないだろうか?』
『小麦粉の代わりに米粉に変えてしちゃおう』

みなさんもこういった気持ちになったことはありませんか?

気持ちはとってもわかるのですが、これもお菓子作りにおける失敗する原因の一つ。

お菓子を作る際には、使用する素材によって大きく影響を受けると認識しておきましょう。

夫が焼いた手あみ焙煎コーヒーと
私の焼いたチーズが入っていないチーズケーキ(プラントベース・グルテンフリー)

例えば小麦粉のグルテンの粘り気を生かしたスイーツなのに、米粉に変えてしまうとサクッとしたり固くなりやすかったりと、仕上がりが大きく変化します。また、粉類と液体類のバランスで水分値を調整しているのに関わらず、使用する素材を変えてしまうと水分値も変動します。

つまりスイーツの仕上がりに大きな影響が出てしまうのです。

その結果『思ったよりもモチッとして、想像していたパウンドケーキと違う』『焼き上がりがふわっとせずにガリっと固い』といった失敗に繋がりやすくなります。

カエルの<br>ぴょんた
カエルの
ぴょんた

もちろんレシピをアレンジして楽しむこともできるけど、慣れないうちはレシピ通りに作ることを優先しよう!

『材料を買い揃えるのは大変だな…』と思われる方は、作りたいスイーツのレシピをいくつか比較して、ご家庭にある材料に合うものを探してみることをお勧めします。

材料の状態がどのように変化しているか観察していない

お菓子作りの失敗の原因の一つ、『生地や液体など、材料の状態変化に着目していない』

ひつじの<br>みさ
ひつじの
みさ

状態変化…なんか難しそうだ。どういうことだろう?

混ぜたり、合わせたり、焼いたり…お菓子作りでは様々な工程がありますが、その都度レシピ通りの状態に再現できているかを確認することが大切なんです。

その再現ができるようになるためには、一体どうしたら良いのか?

例えば、お菓子作りのレシピではよく以下のような文言を見かけます。

【レシピでよく目にする言葉】
(水と油などを)乳化するまで混ぜる
(小麦粉と液体を)さっくりと混ぜる
(生クリームが)リボン状に落ちるくらいの固さにホイップする

これらの表現、一体どんな状態?と困惑した経験はございませんか?
レシピを紹介している方の意図が文字だとうまく伝わらないこともしばしばあります。

カエルの<br>ぴょんた
カエルの
ぴょんた

分からないことはなんとなくで済ませてしまいそうだね…

これらの表現が意図する材料の状態を理解できることが大切です!

といっても、それが難しい。

そこで、私がお菓子作り始めたての時によく気をつけていたことは『レシピの画像の状態を細かく観察する』、『分からない単語は検索して理解する』という2点です。

レシピに画像が載っていれば、今自分が作っている最中の材料の状態とレシピが示す状態を比較して見ることができます。

※ここでいう材料の状態とは、見た目・生地の固さ・色など視覚から得られる情報のこと。

この比較ができるようになってくると、自分で理想の状態に調整する力がついてきます。

「レシピと比較して油がまだ浮いているから、乳化してなさそう。もう少し混ぜよう。」
「レシピと比較してホイップクリームが緩いから、もう少し冷やすか混ぜてみようかな?」

などと観察しながら、考えながら、お菓子を作っていくと失敗しにくくなりますよ!

長時間かけてお菓子を作ってしまっている

お菓子作り中って忙しいですよね。次は何の材料が必要で、どんな器具を準備しないといけないか…など考えることがいっぱい。なおかつ慣れないことばかりで頭の中はずっと小さなパニック。

そんな慣れない環境の中お菓子を作っていると、レシピに掲載されている『調理時間:約40分』のような目安より大幅にオーバーしてしまうことも多いはず。

それ自体は悪いことではないのですが、お菓子作りではスピーディさが必要な工程が存在するのも事実。

ひつじの<br>みさ
ひつじの
みさ

特にベーキングパウダーや重曹などは要注意だよ!

お菓子は焼き始めるまでにも反応がはじまることがあります。

それがバーキングパウダーや重曹など生地を膨らます成分。水分と反応した瞬間、反応が始まります!
つまり、のんびり時間をかけて作っていると焼く前に生地がどんどん膨らんでしまい、出来上がりの食感が悪くなる原因に。

ベーキングパウダー以外にも、チョコレートも管理が重要です。温度管理できていないと分離してしまい、ボソボソとした食感の悪い仕上がりに…

できるだけスムーズにお菓子作りができるように、事前に物品を準備しておくことや自信のない工程は調べた上で挑むといいですね。

オーブンの個性を理解していない

ここまで丁寧にレシピ通りにお菓子を作ったとしても、焼くという最後の行程で失敗することもあります。

カエルの<br>ぴょんた
カエルの
ぴょんた

ここまで頑張って作ったのに、最後で台無しなんて辛いや…

レシピで『オーブンで180度、30分焼いて出来上がり』と記載がありその通りにしたとしても、自分が持っているオーブンが同じように焼けないことも多いです。

これは何度かお菓子作りをしないと自分のオーブンの個性を掴めないのですが、大切なのは焼いている最中・焼き上がりの状態をよく観察することです。こうすることで必ずオーブンの個性が掴めてきます!

例えばパウンドケーキを焼くとしましょう。レシピには以下のように紹介されていたとします。

生地を型に入れたら、オーブン180度で30分焼成。
生地中央部分に竹串を刺し、生地がついてこなければ完成!
焼き色は薄い茶色、中はしっとりなパウンドケーキが出来上がる。

あなたが同じように焼くと、焼き色が濃く、外側がガリッと固い状態になったとします。この結果からレシピよりも自分のオーブンは強く焼ける可能性があるということが分かりますね。

何度か経験していると180℃に下げて初めから焼き始めることもできますが、焼いている最中もよく観察しておけば30分よりも早く取り出して失敗を回避することだってできます。

こういったことを繰り返しているうちに、『レシピ本では30分焼くと書いてあるけど、焼きすぎはこわいから一旦20分でタイマーをセットしよう』と自分で調整ができるように。

ひつじの<br>みさ
ひつじの
みさ

オーブンに入れたらおしまいじゃなくて、最後まで見守ることが大切だね

少し手間かもしれませんが、焼かれてどんどん状態が変わるスイーツを見るのも楽しいですよ。

香りも変わってくるので楽しみながら観察して、出来上がりを待ちましょう!

使いにくい器具をずっと使っている

今使っている調理器具、使いやすいですか?

手なじみが良かったり、お手入れしやすかったり。小さなことかもしれませんが、自分にとって使いにくい道具でお菓子を作っていると大きなストレスに繋がります。

お菓子作りの手間を増やして時間がかかり過ぎて仕上がりに影響が出ることにも繋がりがちです。

もしお気に入りの道具に出会えていない方は、過去におすすめ道具をまとめているので合わせてご覧くださいね。

まとめ|ポイントを押さえてお菓子作りをもっと楽しもう!

以上、お菓子作りを失敗する原因をご紹介しました!

一度失敗すると苦手意識がついてしまい、また作る気がなかなか起きないもの…

しかし、今回紹介したポイントに気をつけながらもう一度チャレンジしてみましょう。

大切なのは、よく観察し、レシピ通りにまずは作ることです。一緒にお菓子作りを楽しみましょうね!!

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